GRAFFITI AREA OF NO RULE 落書き無法地帯

新連載!熱狂宣”伝”ダイアリー vol.1 何かが動き出した(山崎惠子)

何かが動き出した(ヘアメイク・スタイリスト 山崎惠子)

〜 興味関心の始まり 〜

毎日、Twitterでとあることの情報収集をするのが日課になっている。
去年の年末に近いある日、その日もいつものようにTwitterを開いた。

「奥山和由さんがあなたをフォローしました」

えっ!?もう一度見てみる。

「奥山和由さんがあなたをフォローしました」

見間違いではなかった。
随分前にTwitterで奥山さんのアカウントを見つけ、フォローした記憶はあったが、
その時点でまったく動きのないアカウントだった。

その奥山さんのアカウントが私をフォロー?

これは何か、動きがあるに違いない。

その日から、そのアカウントのチェックも日課になった。

そこで、奥山さんが監督された「熱狂宣言」という映画が2018年に公開されると知る。
しかし、その時点ではその作品そのものへの興味より、奥山さんのツイートされる内容と、Twitterが動き出した仕掛け人らしき、スタッフへの関心が深かった。

私の中で「映画プロデューサー」と言えば「奥山和由」だった。

もちろん、たくさんのプロデューサーにお世話になり、きっと日本には私の知らない素晴らしいプロデューサーもたくさんいるのだと思うけど、映画プロデューサーという職業に関心を持ったきっかけが、彼だった。
(このことについては、別の機会に詳しく触れたいと思う。)

そこから奥山さんのツイートが半端なくアクティブで、また、フォローされて感激している人たちのツイートの数も感激っぷりも半端なくて、根っからの映画ファンで彼に期待している人の多さに嬉しくなった。

一方で、「熱狂宣言」「松村厚久」というこの二文字も耳にタコができるならぬ目にタコができるくらい目にした。

不思議なもので、毎日のように目にしているとやがてそれは興味へと変わる。
松村厚久さんという方がDDホールディングスの代表だということは記憶の片隅にあったけど、彼がパーキンソン病だとは知らなかった。

その方のドキュメンタリーらしい。

お涙頂戴が嫌いな私は、「パーキンソン病だけど頑張ってる人、どや、すごいやろ!」な映画だったら観る気はなく、反面、「奥山さんがお涙頂戴にするわけがない」という確信もあった。

そこからツイートへの関心の半分以上は「熱狂宣言」への関心と変わっていく。

(vol.2へ続く)