ここで言っておくと、申し訳ないけれど、
私は原作(ドキュメンタリーなので正確には参考書籍となっている)の「熱狂宣言」は読んでない。
松村厚久さんについても、Wikipediaにある情報くらいしか知らない。
そもそも、仕事で必要なケース以外は原作は先に読まない。
真っ白な先入観のない状態でその作品を観たいから。
松村さんについて何も知らない状態だったのに、奥山さんのツイートの中で語られる松村さんがとても魅力的で、好奇心が旺盛な私は、松村さんに会ってみたくなった。
とは言っても、話したいとか友達になりたいとかそういうことではなくて、生身の松村さんを見てみたい、という、ある意味ちょっと失礼な好奇心から、またまた奥山さんにメールをしました。
「松村さんに会ってみたいので、公開までに何か松村さんが登壇されるイベントなどあれば行きたいです!」
奥山さんから返信があり、「初号試写があるから来ませんか?その日は松村さんも来ます」とのこと。
いやいや、初号って関係者試写でしょ!と自分で自分を突っ込む一方で、すでに奥山さんに「行かせていただきます!」と返事している私。
この厚かましさと行動力には時々自分でびっくりするけど、そのおかげでびっくりするようなご縁やチャンスもいただいてきた。
そう、いまこれを書いていることもそうだ。
そして、試写に伺い、観終わったあと、感想を伝えずにいられず、それはもう、暑苦しいばかりの想いの丈を自分で読むのもしんどいくらいの長文で奥山さんと江角さんに送り、
翌日から、会う人、会う人にカードを渡し、
「これ、ヘアメイクしたの?」
「いや、私、まったく関わってない映画なんだけど」
「えっ!?なんで宣伝してるの?」
という会話を毎回繰り返して今に至る。
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