GRAFFITI AREA OF NO RULE 落書き無法地帯

熱狂宣”伝”ダイアリー vol.15 大切な友人との食事にて

以前、江角プロデューサーにごちそうになったパンケーキの記事をみなさん、覚えておられるだろうか。
そのあと、インスタに「これは買収されますな」とコメントをくれた友人が、長野県茅野市からやってきた!

朝から2人で開店と同時にサザエさんカフェに行き、これまた開店と同時にとっても素敵なビーガンのお店でランチを食べ、

予定では、17時からパンケーキを食べるつもりで予約していたけれど、奇跡的に並ばずに入れそうだったので、そのままパンケーキを食べ、そのあとは銀座やら新宿やらを徘徊して、とても濃い1日を過ごした。

彼女と知り合ったのは、茅野で撮影した「小津の秋」という映画がきっかけ。
この映画が誕生するきっかけに、彼女のお母様の一言があり、撮影時には多大なるご協力をいただいた。
劇中登場するジャガーは、彼女のお母様の車。
小津安二郎監督ゆかりの無藝荘が舞台で、三週間弱滞在した茅野が私は大好きになった。
彼女のお母様が亡くなった知らせを受けて、すぐには行けなかったので、しばらくして茅野を訪ねた。
その道中、監督ご夫妻がお亡くなりになっていたことを知る。
「小津の秋」は心の底から映画が好きな人たちばかり、いや、そういう人たちだけが集まって創られた映画で、撮影から数年間、茅野に行って「小津の秋のスタッフ」だと紹介されると、オーバーではなくてみなさんが、「おーっ」と感嘆の声をあげてくださったくらい、地元の皆さんのご協力で創られた映画。
この映画の撮影時、映画の神様をとても近くに感じた。

彼女が遊びにきてくれて、一緒に濃くて楽しい時間を過ごしたことで、あの頃の記憶が蘇り、人の心が集まって、魂が共鳴して映画が生まれていく、あの感覚が戻ってきた。

「熱狂宣言」の試写を観てから、こういうことが何度も立て続けに起きている。